INDEX−弥生会計・弥生販売・弥生給与 Q&A/弥生ソフトの概要
<弥生会計・弥生販売・弥生給与の基本操作>
- aa−01. 弥生会計ではどのようなことができますか?
- aa−02. 弥生販売ではどのようなことができますか?
- aa−03. 弥生給与ではどのようなことができますか?
- aa−04. 弥生会計のデータの特徴は? その1
- aa−05. 弥生会計のデータの特徴は? その2
- aa−06. 弥生販売のデータの特徴は?
- aa−07. 弥生給与のデータの特徴は?
- aa−08. “弥生販売”で使用するSQLサーバーと、“弥生会計”“弥生給与”との違いは?
- aa−09. 弥生会計と弥生販売の仕訳連動
<弥生会計23・弥生販売23・弥生給与23の新機能と変更点>
- al−01. 弥生会計23の新機能と変更点 その1
- al−02. 弥生会計23の新機能と変更点 その2
- al−03. 弥生会計23の新機能と変更点 その3
- al−04. 弥生販売23の新機能と変更点
- al−05. 弥生給与23の新機能と変更点
<弥生会計21・弥生販売21・弥生給与21の新機能と変更点>
- aj−01. 弥生会計21の新機能と変更点
- aj−02. 弥生販売21の新機能と変更点
- aj−03. 弥生給与21の新機能と変更点 その1
- aj−04. 弥生給与21の新機能と変更点 その2
- aj−05. 弥生給与21の新機能と変更点 その3
<弥生会計20・弥生販売20・弥生給与20の新機能と変更点>
- ai−01. 弥生会計20の新機能と変更点 その1
- ai−02. 弥生会計20の新機能と変更点 その2
- ai−03. 弥生販売20の新機能と変更点 その1
- ai−04. 弥生販売20の新機能と変更点 その2
- ai−05. 弥生販売20の新機能と変更点 その3
- ai−06. 弥生給与20の新機能と変更点 その1
- ai−07. 弥生給与20の新機能と変更点 その2
<弥生会計19・弥生販売19・弥生給与19の新機能と変更点>
- ah−01. 弥生給与19の新機能と変更点 その1
- ah−02. 弥生給与19の新機能と変更点 その2
- ah−03. 弥生給与19の新機能と変更点 その3
- ah−04. 弥生給与19の新機能と変更点 その4
- ah−05. 弥生給与19の新機能と変更点 その5
<弥生会計18・弥生販売18・弥生給与18の新機能と変更点>
<弥生会計17・弥生販売17・弥生給与17の新機能と変更点>
<弥生会計16・弥生販売16・弥生給与16の新機能と変更点>
- ae−01. 弥生会計16の新機能と変更点
- ae−02. 弥生販売16の新機能と変更点 その1
- ae−03. 弥生販売16の新機能と変更点 その2
- ae−04. 弥生販売16の新機能と変更点 その3
- ae−05. 弥生販売16の新機能と変更点 その4
- ae−06. 弥生販売16の新機能と変更点 その5
- ae−07. 弥生給与16の新機能と変更点 その1
- ae−08. 弥生給与16の新機能と変更点 その2
- ae−09. 弥生給与16の新機能と変更点 その3
<弥生会計15・弥生販売15・弥生給与15の新機能と変更点>
- ad−01. 弥生会計15の新機能と変更点 その1
- ad−02. 弥生会計15の新機能と変更点 その2
- ad−03. 弥生販売15の新機能と変更点 その1
- ad−04. 弥生販売15の新機能と変更点 その2
- ad−05. 弥生給与15の新機能と変更点 その1
- ad−06. 弥生給与15の新機能と変更点 その2
<弥生会計14・弥生販売14・弥生給与14の新機能と変更点>
- ac−01. 弥生14製品共通の新機能 その1
- ac−02. 弥生14製品共通の新機能 その2
- ac−03. 弥生会計14の新機能と変更点 その1
- ac−04. 弥生会計14の新機能と変更点 その2
- ac−05. 弥生販売14の新機能と変更点 その1
- ac−06. 弥生販売14の新機能と変更点 その2
- ac−07. 弥生販売14の新機能と変更点 その3
- ac−08. 弥生給与14の新機能と変更点 その1
- ac−09. 弥生給与14の新機能と変更点 その2
<弥生会計12の新機能と変更点>

弥生ソフトの概要

ai−03. 消費税10%への引き上げが、2度延期されたのち、令和元年(2019年)10月から始まりました。そもそもなぜ増税が必要なのか、消費税法改正の概要を教えてください。それを踏まえ、弥生販売20での消費税法改正への対応について、その大まかな仕組みを教えて下さい。


なぜ消費税の増税が必要なのか
消費税が導入された大きな理由として、社会が急速に「少子高齢化」していく中で、国の財源の確保がどうしても必要になったからです。
「少子化」により現役世代が減少すると、税金や社会保険料などの国の収入は減ります。他方「高齢化」により、医療費や年金などの社会保障費は増大しています。歳入は減少し、歳出は増大していますので、当然国の財源は不足する一方です。
国の収入を増やすために、「所得税」だけに頼ると、現役世代にばかり負担をかけることになり、不公平です。また、「法人税」をあげると、日本企業の国際競争力や、海外企業の日本誘致の点で、マイナス要因になってしまいます。
「消費税」は、その人の所得状況や年齢とは無関係に、「消費一般」に対して、国民全体に公平に広く薄く負担を求める税金です。現役世代が減少しても、企業の景気が悪くなっても、安定した税収となります。
消費税法の創設と、改正の経緯
平成の始まりとともに元年に、3%の消費税が創設されました。
その後、地方消費税が導入され、国税の消費税も4%となり地方税と合わせて5%へ増税となりました。
さらに、消費税の税率は国税と地方税合わせて8%となりました。
10%への増税は、世界経済と日本の景気状況を鑑み、2度延期されました。
平成が終わり「令和」が始まった元年の10月に、消費税は10%となり、現在に至っています。
消費税が上がったために、消費が大きく鈍ってしまっては、かえって悪影響が出てしまいます。そこで今回の10%への増税では、新しく2つの制度を実施し、消費の落ち込みを和らげることとしました。それが、軽減税率8%と、キャッシュレス・消費者還元事業です。
消費税の税率の変遷と、現在の税率
国税と地方税の消費税の税率は、下記のように変わり、現在多数の税率が混在している状況です。
開始年月日 | 税率合計 | (国税分) | (地方税分) |
---|---|---|---|
平成元(1989)年04月1日 | 3% | (3%) | |
平成09(1997)年04月1日 | 5% | (4%) | (1%) |
平成26(2014)年04月1日 | 8% | (6.3%) | (1.7%) |
平成27(2015)年10月1日 | 据え置き | 据え置き | 据え置き |
平成29(2017)年04月1日 | 据え置き | 据え置き | 据え置き |
令和元(2019)年10月1日 | 標準税率10% 軽減税率8% |
(7.8%) (6.24%) |
(2.2%) (1.76%) |
令和元(2019)年10月1日以降の税率
現在の「標準税率」は10%で、「軽減税率」は8%です。
軽減税率の対象は、(1)飲食料品(酒類および外食を除く)と(2)新聞の定期購読料です。
飲食料品でも、ファミレスなどで行う「外食」は、標準税率10%です。
外食店でも、「テイクアウト」や「出前」の場合には、軽減税率8%です。
リース取引等には経過措置があり、要件に該当すれば、旧税率の8%や5%をそのまま使うことになります。
弥生販売20では、すべての税率に対応可能
弥生販売では、「旧税率3%、5%、8%」と、「軽減税率の8%」「標準税率の10%」、および「免税(輸出)0%」と「非課税」「課税対象外」に対応可能です。
とくに「旧税率8%」と「軽減税率8%」は、国税分と地方税分の税率が違い全く別のものですから、伝票を入力する際にご注意ください。
